PC(USB)とIC-732を接続する回路を自作します.
RS-232Cを使う方法が一般的のようですが,ここではUSB接続のものを作成します.
回路作成
材料
- USB シリアル変換モジュール
- 3.5φモノラルジャック
- フェライトコア
- Micro USBケーブル
- 適当な配線材
秋月のUSB-シリアル変換モジュールを使用すると、簡単に作れます.
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-08461/
USBケーブルにフェライトコアを取り付けます。
フェライトコアがないとノイズが出てきました。
IC-732の設定
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- IC-732を「FREQ-INP」と「ENT」を押しながら電源を入れます.
- 「CI-Addr 10」を「3CH」に設定
3Cの後のHは「3C」が16進数(Hexadecimal)ということを表しています.
- 「CI-bAud 11」を「1200」に設定
- 「CI-trn 12」を「on」に設定
- 「CI-731 13」を「oFF」に設定
※詳しい設定方法はマニュアルのP.50を参照
PC側の設定
0.作成したアダプタを接続します。(パソコンのどのUSBポートに挿しても大丈夫です)
HAMLOGの設定1
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- シリアルポートのポート番号を確認する
- HAMLOGを起動する
- 「環境設定」→「設定4」を開く
- 「ICOM CI-V接続1」の「リグとを接続」にチェックを入れる

- COMに1で確認したポート番号を入れる
- ボーレートを「1200bps」に設定する
- 「リグのモード取得等」は趣味に合わせて選択してください.
- 「保存」をクリック
HAMLOGの設定2

- 「ICOM CI-V接続1」にチェックを入れる
- 「ICOMリグアドレス」に「3C」を入れる(3CHとしないように注意)
- 「KHz四捨五入」とか「リグ識別メモ」は好きなものを選ぶ
- 最後に「保存」をクリック
以上で設定は終了です
動作確認
HAMLOGのデータ入力画面を表示させて,無線機を操作する.
無線機のモードや周波数を変えて,データ入力画面の「FREQ」などが動けば,動作しています.
もし,動かないなら設定を見直してください.