メタルクラッド抵抗は大電力まで耐えられるとのことなので、ダミーロードを作ってみました。3 MHz帯ぐらいまでしか使えなさそうです。
1. 製作
秋月の100 Ω,25Wのメタルクラッド抵抗を2個並列に接続することで、50 Ω、50 Wのダミーロードになるという作戦です。50Ω、50Wがなかったので並列化で対処しました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-08484/
M型コネクタ(UHFコネクタ)のGNDにR1.25-4ぐらいのO型圧着端子をL字に曲げたものを使って、メタルクラッド抵抗とはんだ付けします。
中心部とメタルクラッド抵抗の反対側は適当な線で接続します。
2. SWR測定
SWR測定は前に作ったアンテナアナライザを使って測定しました。横軸に周波数、縦軸にSWRを取って測定した結果です。3 MHzぐらいで1.5ぐらいあります。7 MHzではSWRが2もあるため、使い物になりませんでした。(アンテナカップラーを使って整合を取れば使えたりするかも(未検証))。特性が良ければケースに入れようと思いましたが諦めました。
3. 考察
メタルクラッド抵抗は巻線抵抗体を使っているようです。そのため、高周波では抵抗よりもコイルとしての性質が顕著にあらわれている可能性があります。