新しいエッチングを模索していて、ebayでポチった熱転写フィルムを試してみます。
今のところ、最も良いエッチング手法です。
届いたのは黄色い紙が10枚ほど。
いつもの白っぽい封筒に紙が直接はいっていました。
シワが付いていましたが、気にしない。
1. 設計
まずは、KiCadでいつもどうり設計します。
2. 印刷
KiCadの印刷画面でF.Cuレイヤー(もしくはB.Cu)を選択して印刷します。
このときに、A4用紙に印刷するともったいないので、A4を四つ切にしてA6にします。
3. 印刷完了
レーザープリンタだとどうしても沿ってしまいます。
背面から排出すればいいのでしょうが、プリンタの近くが散らかっているので諦めます。
紙がつるつるしているせいでプリンターの給紙が大変ですが、頑張ってもらいます。4. 転写
いつも通り、ラミネータで転写します。
今回は基板が小さいので、ラミネータの蓋を開いた状態でやっています。5. 転写紙をはがす
冷めてから剥がします。
冷める前に剥がすと、トナーも一緒に剥がれてしまいます。
OHPフィルムに比べてもトナーがほとんど残っていません。
6. エッチング
いつも通り、サンハヤトのエッチング液でエッチングします。
最近は密閉タッパーでエッチングしています。
トナーはエッチング液を弾くようで、エッチング液が銅箔のところに集中しています。
7. 完成
転写からエッチングまで2周間ぐらい放置していたので、机の上でトナーの一部が剥げてしまったようです。
そのため、ところどころ小さな穴が空いていたり、滲んでいたりします。
パターンが切れていたりとか、つながっていたりすることもないので、中華熱転写フィルムはありだと思います。
今のところのエッチング方法の順位
- 熱転写フィルム(今のところ問題ない)
- 画彩(細かいところに繊維が残る)
- サンハヤトのポジ感光基板(高い)
- OHPフィルム(基板のでこぼこぐらいで結果が左右される)
- 普通紙転写(剥がしにくい)
リンク